そのピーチアビエーションが、今年の5月から10月までに国内線・国際線を合わせて最大で2088便の運航を中止する可能性があると発表しました。そのうち、5月、6月についてはすでに448便については減便が確定しるそうです。
そしてその減便の理由が、人手不足。ようするにその間に必要とされる、乗務員を確保できなかったことが主な理由なようで、会社の予想より病欠する乗務員が増えたことが要因だそうです。
会社に勤めていると、どうしても体を壊したり、精神的な理由で会社を休む人が出てくるのはわかりますが、一体全体、この会社はどんな予想をしていたんでしょう。もしかして、客室乗務員のスケジュール管理をかなりカツカツに入れていたり、一人当たりの仕事量も予想以上に多いんじゃないか、とこの会社に対してなんとなくブラック企業的なイメージ抱いちゃいますが、どうなんだろう。
以前、ピーチに乗った時、客室乗務員のお姉さんに聞いたら、全員あの会社の客室乗務員は契約社員ということと、国外の路線でも、現地では全く泊まることはなしで、そのままとんぼ返りする、ということも聞いたけど、給料が安い割には結構きつそうな仕事だなあ、と要らぬ心配しちゃいますね。
しかし、整備の遅れや、不具合のため機材の調達ができないので運休というのはよく聞きますが、客室乗務員が足りないので運休ってのは珍しいことだな、びっくりしますわ。
追記
上記のニュースを聞いたときは乗務員のことをてっきり客室乗務員の不足と勘違いしていましたが、実際はパイロットの病欠等による人員不足、というのが実際のようです。もともと50数名いるパイロットのうち、3名は予備のパイロットとして待機させているらしいのですが、現在8名が病欠等で飛行機に乗れないそうです。
パイロットの場合、聴力や視力等、非常に厳しい健康管理が求められ、一つでも健康診断で引っかかれば飛行機に乗れない事態になるのですが、今回は辞任が確保できない可能性があるということで、欠航が増加すれば会社の経営にも非常に厳しいとこがあります。
今回、パイロットの確保ができない可能性があるので、欠航の可能性があると正直に発表したのは、逆に言えば、飛行機に乗る顧客にとっては、安全第一をアピールしており、この会社、決してダーティーな企業というわけではないようです。むしろ、正直な会社ですね。すごく勘違いしていました。